2011/10/07

ナツメ

10月1日
2度目のナツメです。
ピチピチの実はちょっとりんごに似た食べられる実です。

棗、そういえば嫁に行った娘に「盆点」くらいのお茶道具を譲りましょう。
今度こちらに来たときに渡せるように用意しておこっと。
黒字に赤の塗の私が始めて買ってもらったお棗を、今度は娘にね。
お作法も充分じゃないけど、お抹茶が好きな子でしたから、美味しそうな和菓子をみつけたら、好きなようにちょいと点てていただくのもいいもんですものね。

ツヤツヤの葉が表現できたかしら…?

ふぅ~
サボっていた分、一気にアップしましたので、疲れた~
明日は、教室のお友達と先生の個展に伺います。
きっと、圧倒されて、絵画意欲をくすぐられてくることでしょう。楽しみ!


ナツメ、学名:Ziziphus jujuba)は、クロウメモドキ科の落葉高木である。和名はに入ってが出ること(夏芽)に由来する。

アケビ

9月17日
アケビの実です。
この日は絵の教室というより料理教室
先生はボードにレシピを書き始めました。
へぇ~ 皮を天ぷらにするんだ!中をくりぬいたら詰め物をしてもとに戻してまた煮込むのね。

私はアケビのつるで作ったカゴを持っています。弘前に旅行した時に購入したもので、壊れたら、いつでも直しますって証書付きのカゴです。

アケビは食や工芸品として人の生活を満たしてきたものなんですね。
でも、私は食べたことがなく、なんとなく手がでないままモデルが萎んでいきました。
ぱっかり割れたアケビを描こうと思ったりしていたのですが…。

今度、山に入ったら「アケビ」を見つけて食べてみよう!っと。



キツネノカミソリ

8月20日
なんて名前!初めて聞きましたヨ。
ちっともカミソリじゃないんだけど。
彼岸花みたいだけど、もう少し儚げで…。
うっすらと透けるような花びらが綺麗でした。


学名草本キツネノカミソリ(狐の剃刀、学名:Lycoris sanguinea)はヒガンバナ科の多年生草本球根植物である。クロンキスト体系ではユリ科。

English Ivy

8月6日
この日は「東北六魂祭」。東北六県のお祭りが仙台に一同に集まり、3.11の震災を共に乗り越えようと、魂揺さぶるお祭りでした。
教室まで行く道路は人・人・人!1歩進むのに何人の足を踏んだでしょう。
人々の悲しみを祭りに乗せて、明日を新たな気持ちで迎えられるよう杭を打つ日になりますように。

よく壁に絡まる蔦を「アイビー」と呼びます。
そして、私たちの世代は「アイビー」というと、アイビールックを思い出します。
若かりし頃、大好きなファッションでした。

高校時代には、決められた三つ折ソックスに丸襟ではなく、短めの白のクルーソックスにボタンダウンのシャツをこっそりと、目立たなく、楽しんだものでした。
大学の入学式には、あの頃の定番、ミニスカートの3ピーススーツで望みました。そういえば主人もVANの服が大好き。私はコッパンにトレーナーの主人が好きだったかな。(^^)

葉っぱはどうしようもなく下手!
でも表と裏の違いが面白くて、頑張って描いてみました。
作り物のような葉ですが、本物が作り物みたいなんです。わかってください…ネ。


セイヨウキヅタ
原産地はヨーロッパ、北アフリカ、西アジア。かなり耐寒性があり、日本の暖地では屋外で越冬可能である。別名はアイビー (Ivy) 。また、単に「ヘデラ」というと本種を指すことが多い。






















ハンゲショウ

7月16日
久しく、アップしておりませんでした。
夏休みは、あっという間に過ぎ、休みを実感する暇なく後期授業が始まってしまいました。
今思うと、どんな夏だったっけ?

それでも教室には、ちゃんと行ってました。
ほんとは教室でいただくモデルだけではなく、庭にある毎年楽しませてくれる花々を描けばよいのでしょうが、なんせ、余裕なく…。

ドクダミ科のハンゲショウ。
案外目にとまらない雑草と思っていましたが、ひとつとして手にすると、なかなか美しいものです。


東アジアの亜熱帯性湿地に分布し、日の当たる湿地などにて太い地下茎で分布を広げて群生します。
日本では、生育に適した土地が減少していることから自生株は近年減少傾向にあり、地域によっては絶滅が懸念されているそうです。ん~~…

ハンゲショウ?どういう字を書くんですか?

半夏生(太陽の黄経が100°になる日)の頃に花を咲かせることに由来する説と、葉の一部を残して白く変化する様子から「半化粧」とする説があるんですって。後者は何気にロマンチック。

細かな穂先に苦労しました。目が寄っちゃった…。


2011/06/24

ザイフリボク

あら、可愛い赤い実!ザイフリボクです。
赤い実は大好き。よくみると鳥がついばんだ跡があります。
ちょっと失礼して、いただいてみました。やっぱり…鳥たちにはとても美味しい実です。

若い実はフルーグリーンがかったピンクで、熟すると黒紫色になっていきます。
ひとつの枝に実が色とりどりのグラデーションで彩られていて、若い色の葉と重なり美しい枝になっています。


4~5月頃に白い花を咲かせ、白く細長い花弁をつけた花が采配に似ていることから「采振り木」の名があるそうです。

写真 http://www.weblio.jp/より




2011/06/20

Wedding

まったく関係ありませんが、4月に娘夫婦は二人でパリで式を挙げてまいりました。
そして、ドレス姿をみせたいと、この6月、仙台でも式をしてくれました。
二人がほんとに仲良しで素敵で、母はずっとずっと幸せにと願い、この日を心に刻みました。

お天気が心配でしたが、晴れましたね。では、定禅寺通りで写真撮影。え、横断歩道を渡るの!?はずかし~
花嫁のブーケは娘が大好きなおばさまに。
遠くからきていただいてありがとう!一緒に祝福していただき、とても嬉しいです。

食事会は、フランス料理のお店でアットホームに和やかに、そして美味しく。
デザートのケーキはパティシエの方のご厚意でケーキカット用に用意していただきました。
お集まりいただいた方々、ほんとにありがとうございました。

そして、生まれ年のワイン、大切にいただきます…。


2011/06/13

アマリリス

何年も前に薬用植物園の方からいただいたアマリリス。母が上手に育てて毎年花を咲かせます。
でもいつも「描くか!」と思い立つと花が落ちていたりして…。
今年は間に合いましたよ。大輪の花で用紙にイッパイイッパイでした。
学生くん達との飲みから帰った日に、着彩を初めて翌日午前中におよそ完成。
アルコールのおかげで(?)筆が進みました!?。
花が白く、花びらにある筋(葉脈に対して花脈)がピンクやサーモンピンクで淡色なので、なんだか葉ばかりが目立ってしまうのを気にしながら描いていきました。
花脈をみると、葉脈とまったく同じように維管束の筋です。その通り道で水分や栄養分を補給しているんですね。この花脈で水分を行きわたらせて、パン!っと張った花びらを維持しているんです。
葉は白くベールを掛けたようです。最後に薄く白を掛けてあげたら、リアルに近づきました。(^^)v
A3サイズをちょっとはみ出す作品だったため、スキャナに光が入ったようです。綺麗にスキャンできません…。



アマリリス(Amaryllis)は、ヒガンバナ科ヒッペアストルム属(ヒペアストラム属とも、ラテン名Hippeastrum)の園芸雑種。学名Hippeastrum × hybridum。 多年草で原産は南アメリカ。夏場、ユリに似た六弁の大きい花を2-4個つける。花の色は白・赤・など。

2011/06/10

バイカウツギ

クリニカルアートと重なったひと月はお休みしていましたので、久しぶりの教室です。
震災で使えなくなり、新しいところでの再開となった教室は、広くて明るくて、やった~~窓側をとっぴ!
顔ぶれは以前のまま、いえ、少し入れ替わった方たちがいらっしゃいました。
またどうぞよろしく(^^)


モデルはバイカウツギ。
漢字で書くと「梅花空木」「梅に似た花を咲かせる茎が空洞になっている木」と読み取るようです。
相対する枝葉、そのひとつを選びました。
あー また白い花ね。
白い花は描くうちにきたなくなって、だんだんに描く意欲が無くなってしまいそうです。
まあまあ、そんな事言わず、頑張りましょ。

でも、翌日になったら、あら、葉はしんなりと花は下をむいてしまいました。
どんな様子をしてましたっけ?? まあ、ほんとに花の生命は短くて…


初めにブラックをうす~く、うす~く影を入れます。これ基本!
でも、もう少し葉が力強いですね。描き加えましょう。そのうちに…。


2011/05/27

3.11-3部作!?

#私なりの臨床美術への理解です。

臨床というと病んだ人への対処と思えますが、ここでは、
  • 対象の方の気持ちを十分考慮し
  • 交流の中で事象を捉えて
  • それらを共有する場、コニュニケーションとしてのフィールド
と考えています。そしてそのツールがアートとなります。

ですから、アートそのものは非言語コミュニケーションですが、声がけや作品を褒めるという言語活動を取り入れて人を観ながらのアート制作活動になります。
右脳を使って描くように五感の何処からアプローチするかなど、様々な要素について考慮を重ね、一連の時間の中にカリキュラムとして組み込んでいるものです。(量感画など)
#右脳が幸せって感じますものね。



制作課題のひとつにアナログ日記があります。
イメージや印象をアナログ表現するもので す。 そう、それは人それぞれですから上手い下手なんてありません。
勉強期間中に大震災があり、そんなことを日記にしました。
この震災は長い間人間がしてきたことへの地球の悲鳴。人間に自然からの大きな警告・挑戦状。
この警告を私たちはどう受け止め、地球に答えていくのでしょうね。
本当に大変な境遇に至った方達を思うと、胸は痛みます。あまり多くを語れませんが、でもどうか強く生きてください。



リンゴ

リンゴの量感画を描いてみました。
初めに、今までのボタニカルアートとして描いた作品です。


次に、量感画として、リンゴを中身からグルグル育てていき、美味しそうな瑞々しい出荷できるリンゴにしました。

2011/04/21

シデコブシ

震災後、初めての教室。先生は嬉しそうに手を握って迎えてくれました。あったかい…。
お仲間は家が無くなったなどはあったようですが、みなさんご無事で何より。いろんなお話を聞くと、命あることに感謝です。

先生がお持ちくださったお菓子などをいただきながら、おしゃべりが続きます。
それにしても、なんて美味しいラス ク。山形のお店「シベール」のその名も「大奮闘」って言います。力をもらった感があり、嬉しくなりました。…そして翌日購入。


今日のモデルは「こぶしの花」。あぁ、春なんだと思う花です。山に行きたいなぁ。
みなさん、お持ち帰りです。おうちで描いてきましょうね。




シデコブシ(幣辛夷/四手拳、学名:Magnolia stellata、シノニム:M. tomentosa )とはモクレン科の植物の一種。
別名ヒメコブシ。
ネコヤナギのような蕾が割れると、可憐な白い花びら。
白は難しいよぉ。時間とともに花が開き変化します。開き始めると、終わるのはあっという間です。




時間の経過とともに開く花を描き加えていったところ、
花が「ぷっつん」になってしまいました。
先生のアドバイスは、ふっと向こうにあるように枝も
描きましょう。

未だ描きかけですが、ん~~ 確かに構成が自然に
なったようです。

フキノトウ

3.11震災後、家の片付けが終わると、ガソリンもなく…、また、原発のニュースなどを見て出歩ことも控えたりして、じっと家で過ごすことが続きました。
幸いに非常食を含め食料はたくさんありましたので、 食べて心休まる…といういうか、あれば手がのびる…というか。「震災太り」しました…。

暖かい日が多くなり、 気がつくと、あらっ、フキノトウ!
震災から1ヶ月、季節は間違いなく春に向かっていました。
被災された方に笑顔が戻るのはいつになるでしょう…。

相変わらず何もできませんが、じっと過ごす中、ポッカリとなった時間に、フキノトウなんかを描いてみました。
ちょっとトウが立ったかな。固かった花がポワポワと広がってきてました。
ボコボコとうねる葉が鮮やかな色で地面の上から「ここよ!」とアピールしてます。



2011/03/23

トコナツナデシコ

この度の東日本大震災で被災された方々には心からお見舞い申し上げます。
また、原発の復旧作業に関わる方々のご活躍に感謝しご無事を願っています。
同じ空の下から、願うことしかできませんが、一日も早く安心して生きれる日がきますように。

津波映像を見るたびに愕然とします。涙が止まりません。
家を、肉親を、友人を…なくされた方を思うと、我が家の少々のダメージなど大したことありません。
瘉える傷ではありませんが、少しづつ時間をかけて、傷を何かに変えていかなければならないのかもしれません。今は身動きが取れずにいますが(ガソリンがまったくありません)、いつかそんなお手伝いができたらいいなぁと考えています。

また、災害当日の夜、一緒に居ようと集まったご近所。(宴会のようでしたが…)心強かった。
バイクを飛ばし(ガソリンもないのに)水と食料を背負って現れた息子。
仙台からは遠くの地から、物資を積み緊急車両を取り付けて!?駆けつけてくれた娘夫婦。
心配して声をかけてくれた友人たち。いとこたち。
電話をとる、メールを読む、嬉しくて… 泣けてきた。ほんとにありがとう。大切な財産だ!


大地震の1週間前に絵の教室があったにも関わらず、いつものようにモデルを放置して筆を持つことをしませんでした。なのに、災害の1週間後でも花は健気にも台所で楚々と咲き続けていました。(花の様子は手にした時とは全く違っていましたけど…)
気持ちの余裕はなかったけれど、片付けも済み一段落した時に、描いてあげなくちゃ。今のうちに描いてあげなくちゃ。という想いがフツフツ。

ナデシコです。
いつものことですが、いじっているうちに、汚くなりました…。

2011/02/27

デコポン

突然ですが、量感画によるデコポンです。
ボタニカルアートとはある意味まったく逆のアプローチによる絵です。
量感画を始めた経緯は徐々に…。

2011/01/12

ポインセチア

謹賀新年!
今年は激寒でちょっと曇り空の初日の出でした。
2011年、みんなにとって良い年でありますように!ん、きっと良い年になります。絶対!

絵を始めて、2度目のポインセチアです。
マットなボコボコが手強いです。
年末の課題は、師走の忙しさに紛れて隅っこに置き去りにされる期間が長い!
いつの間にか葉がポロリと逝きそうになり、慌てて描きました。
そのため、芯が新鮮な面影なく…しまった…。
昨年のポインセチアと比べながら、「少しは上達しているのかなぁ…」

いつも娘の部屋で描いていたのですが、あまりの寒さに絵の道具をリビングに持ち込みました。
私が丸くなって描いているので、主人が小さいテーブルの足を継ぎ足して座椅子にちょうどいい高さに工作してくれました。…いい感じ。


描き方: