2010/11/25

カキ(柿)

2010年、この秋は知り合いからたっくさんの柿をいただきました。
種なし柿である「庄内柿」っていうのかしら、平たくて赤見のある渋柿なのに甘く上手に渋抜きがしてあって、ぺろっと口の中で溶けていきます。ほんとに美味しい柿でした。ビタミンCがたっぷりの柿ですから、効果を期待して!いただきました。

絵のモデルはちょっと細長い渋柿です。
渋柿は、渋(タンニン)が「不溶性」に変化して口の中で溶けなくなり、渋みを感じなくなるように、焼酎につけて渋抜きをします。この「渋抜きする」ことを山形弁で先生は「さわす」っておっしゃいました。
ん?さわす? へ~ 面白~い。
絵を描き終わったら、1個ばかりだけど、「さわして」みようかな。

  • 分類:カキノキ科カキノキ属
  • 原産地:東アジア地方
  • シーズン:9月~12月頃
描き方:
1.先に薄い黒で影をつける(柿、ヘタ、枝に)
2.光のあたるほう(赤めに)から影になるほう(黄色めに)へグラデーションをつけてながら平塗り
3.果粉はイエローを少し混ぜた薄い白をのせて、ティッシュでトントン。
4.光は一箇所を最後に洗う

習い始めに描いたカキ、あれから2年目です。少しは上達したのかしら…。

ラッカセイ

実はカキの前に「ラッカセイ」というモデルの日がありました。
枯れないと思うと、筆がすすみません。

そういえば、ニンニクなんてのもありました。
ここに登場しないのは、描き上げていないから…デス。
乾いた感じが難しいこともありますが、テンションが何故か下がる、みたい。
いずれ、描いたら、登場させます。

2010/11/04

コムラサキ

我が家の庭にある「紫式部」(と言ってましたが…)。調べると「コムラサキ」のほうです。
 紫の実が清楚で美しいことから「紫式部」にたとえられた、とか、「紫重実、 紫敷き実(むらさきしきみ)」と呼ばれていたものが、 「紫式部」と重なったとか…。
名前の言われが 綺麗ですね。

初夏には楚々と目立たない薄紫の花をつけていましたが、実になった途端に「おぉ~いたのね!」と足を止めシゲシゲと眺めるくらい存在を主張していました。(と、書いてみると、大人しい目立たない子が成長して渋くていい女になっていたような…。)
その1本を失敬して描かせてもらいましたが、実の細かさには手が疲れたぁ~。



一般名:コムラサキ(小紫)
学名:Callicarpa dichotoma
別名:コシキブ(小式部)
科属名:クマツヅラ科ムラサキシキブ
山にある紫式部と人のそばにある小紫 の違い:
紫式部 → やや大型(背が高い)。実も大きめ。実は比較的バラバラにつける。
小紫 → やや小型(背が低い)。実も小さめ。実は枝に沿ってかたまるようにつける。